日々一考

作者がさまざまな媒体で過去公開した雑文のアーカイブ&日々のメモ書き、の筈。

本日のメモ(2012年3月26日)

随分日が経ってしまった際に、このブログが完全公開になってしまったような気がしますが・・・。

最近書いたもののご紹介。

http://synodos.livedoor.biz/archives/1908550.html

 

5月7日に単著2作目が出ます。又ご紹介するかもしれませんが、よろしくお願いします。

本日のメモ(2011年12月15日)

本日は終日原稿の改稿と作成に費やす。原稿の方はいずれも一月には出るのかな。気になった記事・データ等は以下のとおり。

  • ドイツ首相・連銀総裁、ECB買い入れ拡大を阻止(ロイター)このお二人の意見を集約したもの。財政赤字を抑制し、健全な姿に戻るには増税と歳出削減が必要。この信念は歴史的にみて間違えているのだが・・。ドイツが可能であるから他も可能というアナロジーは危険ですね。http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE7BD07R20111214
  • 欧州危機、IMFが中心的役割を果たす局面に=ラリー・サマーズ(ロイター):サマーズの直言。1.イタリアはIMFのプログラムに沿って改革を実行することが不可欠。2.IMFによる欧州各国への支援策はECBによる理解を前提に構築する必要がある。3.IMFはユーロ圏を支援する際に、支援対象国のみを見てはダメ。輸出入を通じた連関を考慮すべき。4.IMFは欧州危機について明確に発言する必要がある。欧州のレバレッジ解消が進めば、それは世界の金融市場にも波及する。これらは大事なポイントでしょう。http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE7B802G20111209?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0
  • 新興国のデータをみていて、底堅いメキシコの動きが気になるところ。

参考:http://www.bk.mufg.jp/report/ecolook2011/outlook_la20111130.pdf

  • 国内経済。日銀短観(12月)の結果は予想通り悪いものとなった。対外経済の悪化と円高を指摘する記事が多いのだけど、これはある意味リスク要因として想定されていたこと。年初及び大震災後は、年後半あたりから回復というシナリオが大勢だったが、現在は政策相場の動向。マクロ経済政策が機能しなかった結果がこうなっているわけですね。
  • 第四次補正の2.5兆にも苦笑したが、政府の震災対策等が影響するのは来年以降。短観の結果をうけて日銀はどうするのかな? http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819591E3E7E2E2918DE3E7E3E0E0E2E3E39F9FE2E2E2E2;at=ALL
  • 昨年末に挙げたポイントは全て当たってしまうことになった。で、今年の年度初めに講演した内容のとおりになってしまった・・・。悲しい限りだが。

参考:http://synodos.livedoor.biz/archives/1629664.html

参考:「2011年度の経済展望-大震災の影響と今後の経済政策」(http://www.jcer.or.jp/seminar/backno/index.html#2

本日のメモ(2011年12月14日)

はてぶブログのβ版が開始されたとのことだ。ということで、とりあえずはじめてみました。

twitterでは兎に角情報に反応し、facebookでは文章の制約を越えて一言言いたい話につっこみをいれるという

感じで使っていますが、僕にはブログののんびりした感じの方が合っているのかな。

  • バーナンキ誕生日特集(FT)。12月13日がそう。ロン・ポールの歴代FRB総裁へのコメントが面白い。http://ftalphaville.ft.com/blog/2011/12/13/797191/at-home-with-ben/
  • 1930年代の教訓:行く手に潜む落とし穴(Economist)。大恐慌と現代との類似点の指摘。勉強になるが、僕の感想は少し違っていて、大恐慌と現在がなぜ同じような政策を採ろうとしているのかというのは、大恐慌と現在の「ゲームのルール」が似ているからではないかと思っている。アクションとレジームを整理すべきで、アクションの類似性のみを指摘しても「当時と今は違う」という批判しか通じない。http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/32434
  • 岩田規久男先生が年末にまた本をだされるらしい(12月27日)。すごいですね。お話はいくつかいただいているものの、なかなか本がかけない。よい意味での踏ん切りが肝心だけど・・まだあきらめられないなぁ。